朝早く、キャンプ場の横をとおって、みはらし山の展望台まで散歩にいきました。 とちゅうでバッタリ、かまきりりゅうじくんに会いました。 「おはよう。りゅうじくん、なにしてるの?」
「おはよう。カマの手入れをしてるんだ。朝一番のしごとだよ」
こしこしとカマをみがいたあと りゅうじくんは さっとカマをふりあげて、 ポーズを決めました。そのかっこいい姿を、朝露にうつして見とれています。 ……うん、鏡のように光る朝露にうつったりゅうじくんのカマは大きく見えるなあ。 サッ・パッ・ホイッ・キリッ、とカマをふりながら、 「な? こうやると おれ オーケストラの指揮者みたいだろ?
こうやって、おれ、野原に朝の歌をうたってもらってるんだぜ。おれの、朝の歌もきいとくれ」
そして、りゅうじくんは 元気にうたいはじめました。